あの日。私自身がベイン軍の前哨地まで赴いて、
ぽち太郎に良かれと思って与えたブラックロックシチュー。

だけどシチューを与えた結果、力を発揮するどころか弱体化してしまったぽち太郎。

知らなかったとはいえ、みすみすこの手で我が子を弱くしたことが情けなかったのと、
UO全生物の中で、ベインドラゴンだけが「空腹の概念」の足かせを付けている事実。
心の中に残る釈然としないわだかまりは拭えなかったなり。

未だスピカの心の傷は癒えてないけれど、
シチューを与えない場合の子を育ててみようと思いました。

ステイジアンアビス
街中でもベインドラゴンに乗ってる人を見かけないから、
もしやと思って行ってみたら、案の定 誰もテイムをしてる人が居ませんでした。

あなたが2代目のぽち太郎を襲名するなりよ。

スピカはその場で「ペット大好き」を与えると、ふたりは旧ヘイブン市街地に飛びました。

恒例・レジ上げ修行です。
合計7体のスペルバインダーに囲まれながら、ネクロ魔法の嵐を浴びます。
頑張って。ぽち太郎!

数十分後


最初のカテゴリー。レジ上げ終了なのだ。
授業が終り、満足そうな顔のぽち太郎。
スペルバインダー先生たちの姿が、マイムマイムをしてるみたいでしね。

ヘイブンを後にしたふたりは、次なる修業の場を目指しました。

ロストビレッジ
ローランドボウラ先生とのスパーリングです。


この子の修行中も頭の片隅はすっきりとせず、どこか止め処ない疑念が渦巻きます。

シチューを与えた時のメッセージには、こんな風に書かれていました。
「ベインドラゴンは力を発揮するようになった。
それで私は、その力の源が高レベルの毒だと思ったけれど、
シチューやペット大好きを与えなくても、ベインドラゴンは高レベルの毒を使うのよね。

仮にお気に入りにならなくても良いから、一切餌を与えずベインドラゴンを使う場合でも同じ。
高レベルの毒は使うし、毒ブレスだって使用する。
じゃあメッセージの意味するところの「力」って、一体何って思っちゃう。

ペット大好きを使用してベインドラゴンをお気に入りする手段が、
意図してなかった想定外のデザインだったとしても、
シチューを与えることでお気に入りの条件は満たします。だけどさらに弱体化もします。
ここまで不憫なペットも珍しい・・・何でここまで悪い条件を重ねる事にしたのかしら。
ローズの厩舎で眠る初代ぽち太郎。この子を常にベストコンディションに保とうと思うなら、
それこそ山のようなブラックロック結晶が必要になるのも理解出来ない。っていうか謎。


野生時のDreadWarhoseは、範囲ダメージを持つ黒い煙幕の様な攻撃を使いました。
しかしペットになると「trick」と発言すれば、同じ煙幕のエフェクトが出るものの、
攻撃属性は失われ、単なるお遊びだけの煙になった経緯があります。
だけどD馬は普通のお肉を主食とするペットだし、足かせになるようなペナルティだって無いわ。

高いところにある資源を取ってくる能力があると記されたスクリー。
高いテイムスキル採掘スキルがなければ使役に使えない初期のアイアンビートル。
シチューを与え空腹の概念を持つ生物として、その運命を背負わされたベインドラゴン。

UOSAでスピカの厩舎から去っていった数多の子の顔を思い出しながら、
再び2代目ぽち太郎と一緒に歩もうと決意しました。