棚から少し古い映画を取り出し、のんびりとシネマな週末のくろねこ。
以前の映画記事の中では、「その土曜日、7時58分」を書きましたが、
今回もサスペンス映画のお話しです。
IDENTITY
監督 ジェームズ・マンゴールド
主演 ジョン・キューザック
STORY
嵐により、一軒のモーテルに閉じ込められた11人。
極限の状況下、一人、また一人と惨殺され始める。
残された誰もが疑心暗鬼になる中、彼らにある共通点があったことが判明する。
一方、時を同じくして死刑を直前に控えた猟奇殺人の再審理が行われていた。
その死刑囚にも同じ共通点が・・・
アイデンティティーをひとことで表すなら、とても丁寧に作りこまれた作品です。
嵐の夜11人の登場人物たちが、ひとつの場所に閉じ込められるまでのプロットも、
スピーディーかつ明りょうに表現されていて、映画の世界にグイグイと引き込まれます。
本作品の舞台でもある深夜のモーテルは、全てスタジオセットなのも驚き。
そのモーテルのネオンサインが雨煙の中に浮かび上がるシーン、
くろねこは往年の名作、「市民ケーン」のワンシーンを思い出さずにはいられませんでした。
総制作費が数億ドルの超大作のハリウッド映画ではありません。
低予算でもアイデア次第で映画はこんなにも楽しくなることを実証してる、
そんなお手本の様な良い映画だと思います。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜Recent state φ('ー'*) ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
明日は友達とお世話になった恩師の方へ、
暑中見舞いの葉書を送りに郵便局に行ってきます。
この数十年、季節のお便りの中でしか逢えない方々ですが、
皆さまが元気にお過ごしになられて居ますようにと願いをこめて。
先日。近所の盆踊りを見てきました。
提灯の灯に太鼓の音色。
何十年ぶりかしら・・子供の頃はあんなに夏祭りが来るのを楽しみにしていたのに。
いつのまにかアタシは大人になっちゃって、
そんな楽しかった思い出も置き去りにしていた気がしました。